12月生まれ
12月生まれ
日本の旧暦では、師走(しわす)と呼ばれていた現在の新暦12月。一部では、極月(ごくげつ)という表現も見られます。師走の由来は、師(僧侶)が仏事で忙しく走り回る姿からとの説が一般的に知られています。現代社会においては、僧侶に限らず企業や個人商店においても最も忙しい時期とされ、1年の締めくくりややり残した作業に追われるのと新しい年を迎える準備とで、体感的にもあっと言う間に正月が来てしまうという意見もよく聞かれます。
12月生まれの人の大まかな性格や傾向は、他人との接点を積極的に求め、温もりや愛情を常に求めるようです。寒い時期に生まれたことで、ともすれば体感的な寒さも人の心の冷たさも充分に耐えられる強い独立志向の性格かと思いきや、その真逆で積極的に人間関係の絆や縁を求める傾向が強く思考・行動に表れます。家族や親戚などの大人から、12月の忙しさのせいもあって放置される幼少期を過ごす人が多く、また誕生日とクリスマスやお正月をセットで祝われてしまう家庭もよく見られることからも、ネガティブな印象としてその人の性格に根付いてしまう傾向にあります。そのため成長してもなかなか独り立ちすることができず、常に周囲の輪に入っていこうとするでしょう。無視されることや仲間外れにされること、約束を反故にされることを極度に嫌いまた恐れ、それが大きな憎しみにまで変化していくパターンもあります。
12月生まれの人が最大に気を付けることは、他人との距離感を常に意識することです。離れ過ぎると一気に精神的な落ち込みから自暴自棄になってしまい、酷い時だと上記のような憎しみに変わったり完全な孤独感にさいなまれたりするでしょう。逆に過剰な連帯意識を持って相手に接すると、相手の方がそれを重荷に感じて逃げて行くケースがあります。それは恋愛に限らず、家族や友人でも同じ。“適度な距離感”、これを保って大切に人間関係を築いていくようにしましょう。