8月生まれ

夏本番と言える日本の8月。旧暦では葉月（はづき）と呼ばれ、それがそのまま現在の新暦8月の別名として定着しています。今の真夏のイメージから直結はしにくいですが、葉月の由来は木の葉が紅葉して落ちる月の“葉落ち月”からきているとの説が一般的になっています。他には稲穂が実る“穂張り月（ほはりづき）”や南から台風が来ることから“南風月（はえづき）”といった説も唱えられています。いずれも秋を思わせるイメージですので、なかなか8月の風景には直結しないと感じられます。

この時期は全国でお祭りが開かれて、日本列島は活気にあふれます。青森のねぶた祭り、仙台の七夕祭り、徳島の阿波踊り、高知のよさこい祭りなど、観光客が100万人を超えるお祭りもあります。また、同じように全国各地では花火大会が催され、夏の風物詩として楽しめます。

8月に生まれた人は、基本的に明るく楽天的な傾向にあります。失敗を長く引きずったり気にしたりしない、他人の失敗も責めたりなじったりしない、とにかくプラス思考の塊のような性格をしています。それは人や場を明るくするのに重宝されますが、ときには取り返しのつかない大失敗をしてしまうこともあります。そうなったときにはスイッチが入るタイプなので、名誉を挽回するために必死になり、それが普段とのギャップを生んでまた人を惹き付けることにもなります。基本的に気持ちが移ろい易いので、その点が人間付き合いにおいて他人を傷付けることになります。「自分はこういった性格だ」と開き直ったりせず、相手の心を量れるようになれば、どんな相手ともより一層関係を深めて行くことが出来、ひいてはピンチのときのサポートとなってくれることもありうるのです。