6月生まれ
6月生まれ
旧暦の祭、水無月(みなづき)と呼ばれていた6月。新暦になった今もその名称は引き継がれ、6月の別名として知られています。水無月の名称には諸説あり、梅雨が明けて水が涸れて無くなったことに由来する説や、田植えが終わり田圃に水を張る月(みずはりづき)である音の響きから変化していったとする説もあります。さらには、田植えという仕事を果たして力が尽きたという意味での皆仕尽(みなしづき)からきているとかの説も唱えられています。
6月の特長としては、12ヶ月の内で唯一、祝日が存在しない月であるということでしょうか。五月病もそうではありますが、社会人の中からは6月の方が精神的に落ち込むといった意見や感想も多く聞かれます。一部では、夏至(6月21日頃)に当たる日を休日にしようとする動きもあるようですが、今のところ実現には至っていません。
6月に生まれた人の傾向としては、望みのものを手に入れても決して満たされない、常に渇望している感情の表れが見られます。"目標を達成して、次の目標を定める"といったポジティブなものではなく、欲望や願望が果てしないといった、周囲の人からすれば我がままで贅沢な煙たい存在に映ってしまいがちです。若い頃から自制心を植え付けておかないと、大きくなって対人関係で失敗するケースが起こってしまいます。文字通り水無月の如く、自分の心も身体も誰かに潤してもらおうと、過剰な必死さで周囲に迫ってしまうことでしょう。ネガティブな面はもうひとつあり、それは集中力ややる気が持続しないことです。ひと言で表せば、何事に対しても飽きっぽいということ。執着が無いと言えば良い響きに思えますが、相手にそう受け取ってもらえるかは微妙なところです。物に対して飽きっぽく大切にしない、人付き合いが面倒くさいと拒否するなど、本当のあなた自身を知ってもらう前に距離を置かれてしまいかねません。これらの点を修正することを心掛ければ、どんな世代、年齢、男女問わずに良い関係が築けるでしょう。