10月生まれ
10月生まれ
日本で新暦10月のことを神無月(かんなづき・かみなしづき)と呼ぶのには、いくつかの説が由来として存在します。新しい穀で新しい酒を醸す月という意味の醸成月(かみなんづき)、新嘗祭の準備をする月という意味の神嘗月(かんなめづき)、神の月という意味の神な月、雷が鳴らない月という意味の雷無月(かみなしづき)など、いずれが事実だったとしても、それらしい意味なので通じるでしょう。一般的には、人と人との縁の結び付きを、日本国中の神様が出雲大社(島根県)に集まって決めるために、各地は“神の無い月(神様の居ない月)”であることからこう呼ばれているとされています。そのため一方で、島根県では10月のことを神在月と呼ばれているのです。
10月に生まれた人の基本的な性格としては、誰かに依存しがちなタイプと、一人でなんでもこなしてしまう万能タイプとの2種類に大別される傾向にあります。いずれも育ってきた環境によって形成されたもので、どちらの色が濃くなるかはすぐには見えてきません。またひどい場合だと、30歳を過ぎてからファザコンやマザコンに傾倒したり、他人を寄せ付けない偏屈者になったりと、極端な傾向を見せる可能性もあります。
前者の依存傾向がある性格では、婚期の遅れや親離れができないなどのマイナス要素が周囲の人に悪い印象として映ります。かと言って後者の、自己中心的で天狗になりやすいタイプも周囲と壁を作ってしまい、いざというときに打つ手無しになってしまうケースもあります。客観的に自分の性格を見直し、適度な距離感を周囲と保てる心掛けが人生を好転させていく近道と言えます。その点が改善されない限り、特に結婚や結婚後の夫婦生活がギクシャクしてしまう傾向にあります。また、他人に恩を売っておくことはお勧めできます。人生のいつの時期かは明確ではないにしても、必ずそのリターンがあると考えて良いでしょう。